涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜



鞠とは本当に何もなくて。

ただ、今朝、鞠が俺の家に来て、



ーー「…好きだよ、智尋。」

ーー「私ね、」



報告を、



ーー「好きな人が、できたの」



してくれただけ、で。





それを、言えばいいだけの話なのに。


どうして俺たちは。

どうして俺は。




「っ…」






< 410 / 420 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop