涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜



「な、つき」

「ん?」

「…本当に、鞠とは何も無いんだ。」

「うん。信じてるよ?」




さっきの告げられた"信じてる"とは、比べ物にならないくらい穏やかなその言葉。




「…ただ、今朝…。
鞠が、好きな人できたって報告に来ただけで。」

「え!?」

「だから俺のこと、もう幼なじみとしてしか見てないって逆に振られた…」




告っても無いのになんなんだ、あいつ。





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