いちごキャンディー*

私は、ずっと勉強を頑張ってきたけれど、目を悪くしたことはないし、1位の座を奪われることはなかった。


悶々としているうちに、いつの間にか時間は過ぎていて既に、7時になっていた。


だらだらと下に降りる。


私の親は、両親2人、共働きでおばあちゃんも仕事に行っている。


いま、この家にいるのは、おじいちゃんと親戚のおじさんと私だけ。

ただ、2人とも起きるのはお昼過ぎだし、もしも遅刻したとしても、寝過ごすだろう。


リビングの机には、いつものように朝ごはんが置いてある。


今日は、ピーナッツバターのついたパン。





< 3 / 23 >

この作品をシェア

pagetop