いちごキャンディー*
私は、ずっと勉強を頑張ってきたけれど、目を悪くしたことはないし、1位の座を奪われることはなかった。
悶々としているうちに、いつの間にか時間は過ぎていて既に、7時になっていた。
だらだらと下に降りる。
私の親は、両親2人、共働きでおばあちゃんも仕事に行っている。
いま、この家にいるのは、おじいちゃんと親戚のおじさんと私だけ。
ただ、2人とも起きるのはお昼過ぎだし、もしも遅刻したとしても、寝過ごすだろう。
リビングの机には、いつものように朝ごはんが置いてある。
今日は、ピーナッツバターのついたパン。