【彼女のヒミツ】
玲の水着は、ベーシックなビキニだ。白生地に薄いピンクの花模様がちりばめられている。彼女の細長い体によく似合っていた。
とくに玲の、水着におさまる胸の膨らみに目がいってしまう。小ぶりだが、形の良い美乳に、礼二はどきどきした。
次に彼は里子に目を向けた。
見た瞬間、礼二は息を呑んだ。しなやかな玲の体躯に負けず劣らずな細さ、肌の肌理の綺麗さ、なにより細い体に似合わない、その胸の大きさに彼はびっくりした。
里子の水着はキャミソールタイプ。淡いブルーをベースとした色使いで、右胸に二つ実をつけたさくらんぼがワンポイントとなっている。
里子はいつも俯き、猫背なせいもあり、胸の大きさがわからなかったのだな、と礼二は思った。そして自分のスケベな見解に反省した。
ふと中尾を見ると、彼は懸命に浮輪を膨らましていた。浮輪にはタイヤの絵が描かれている。用意が良いな、と礼二は軽く笑った。
礼二と彼女達はプールに向かった。玲がプールに浸かり「冷たい」とはしゃいでいる。里子は玲を見ながらプールの脇で、指先を水につけている。礼二もプールに浸かると、玲に向かって笑顔を見せた。
しばらくして、里子の後ろから、浮輪を持った中尾がやってきた。プールに浸からない彼女の背中を、彼はいたずらっぽく押した。里子は顔面からプールに落ちた。水飛沫があがり、礼二と玲にふりかかった。
中尾は、けたけたと笑っている。礼二と玲はびっくりした表情を浮かべた。里子は勢いよく水面から顔を出した。髪が顔に張り付いている。
その光景に「お里最高っだっちゅーの」中尾が手を叩き爆笑している。玲が彼女のもとに行き「大丈夫?」声をかけた。礼二も心配げな顔を浮かべている。
里子は顔についた髪をかきあげた。そして無表情で一言いった。
「しょっぱい」
里子の突飛なその言葉に、玲は噴き出した。礼二は苦笑した。「このプールは海水なんだぜ、知らなかったのかい?お里」といった中尾は、浮輪の中央に尻を入れ、両手足を浮輪の外に放り出すという状態で、ぷかぷか浮いていた。
里子は、おもむろに中尾の側まで泳いでいくと、彼の手前で潜水し、浮上と同時に中尾の浮輪をひっくり返した。
とくに玲の、水着におさまる胸の膨らみに目がいってしまう。小ぶりだが、形の良い美乳に、礼二はどきどきした。
次に彼は里子に目を向けた。
見た瞬間、礼二は息を呑んだ。しなやかな玲の体躯に負けず劣らずな細さ、肌の肌理の綺麗さ、なにより細い体に似合わない、その胸の大きさに彼はびっくりした。
里子の水着はキャミソールタイプ。淡いブルーをベースとした色使いで、右胸に二つ実をつけたさくらんぼがワンポイントとなっている。
里子はいつも俯き、猫背なせいもあり、胸の大きさがわからなかったのだな、と礼二は思った。そして自分のスケベな見解に反省した。
ふと中尾を見ると、彼は懸命に浮輪を膨らましていた。浮輪にはタイヤの絵が描かれている。用意が良いな、と礼二は軽く笑った。
礼二と彼女達はプールに向かった。玲がプールに浸かり「冷たい」とはしゃいでいる。里子は玲を見ながらプールの脇で、指先を水につけている。礼二もプールに浸かると、玲に向かって笑顔を見せた。
しばらくして、里子の後ろから、浮輪を持った中尾がやってきた。プールに浸からない彼女の背中を、彼はいたずらっぽく押した。里子は顔面からプールに落ちた。水飛沫があがり、礼二と玲にふりかかった。
中尾は、けたけたと笑っている。礼二と玲はびっくりした表情を浮かべた。里子は勢いよく水面から顔を出した。髪が顔に張り付いている。
その光景に「お里最高っだっちゅーの」中尾が手を叩き爆笑している。玲が彼女のもとに行き「大丈夫?」声をかけた。礼二も心配げな顔を浮かべている。
里子は顔についた髪をかきあげた。そして無表情で一言いった。
「しょっぱい」
里子の突飛なその言葉に、玲は噴き出した。礼二は苦笑した。「このプールは海水なんだぜ、知らなかったのかい?お里」といった中尾は、浮輪の中央に尻を入れ、両手足を浮輪の外に放り出すという状態で、ぷかぷか浮いていた。
里子は、おもむろに中尾の側まで泳いでいくと、彼の手前で潜水し、浮上と同時に中尾の浮輪をひっくり返した。