無口な同期とイチャラブ♡オフィス
スプーンを握り締めながら言った私に、優吾はやっぱりちょっとキョトンとした後「ふふっ」と小さく吹き出して
「西島さんは、リスっぽい」
明るい声で簡潔に私に伝えた。
リスかー。私チョコマカしてるからかな。そうかー。リスかー。
「ふへへっ、リスかあ」
照れて変な笑い方をしてしまったのは。
『だから私、大木みたいなこのひとに惹かれるんだ』
って、納得しちゃったから。
そんでもって、それが恋心だって、自覚しちゃったから。