無口な同期とイチャラブ♡オフィス


「何言っとんの。りんは可愛いよ。玉こん…ぶふっ!……玉こんにゃくはともかく、こう小動物的な可愛さがある」

「玉こんにゃくでも小動物でもなくってー。女の子らしい可愛さが欲しい」


いつだってもっと可愛くなりたいってのは女の子の永遠の課題だ。

もっと目が大きくなればいい。もっと睫毛が長くなりたい。シャープなフェイスラインになりたい。色っぽい唇が欲しい。

どんな服を着ても似合うようになりたい。前髪切りすぎちゃっても可笑しくない揺るがない美貌が欲しい。

そんでやっぱり、好きな人にいつだって可愛いって思われるような顔になりたい。


「あー可愛くなりたーい!」


箸を握りしめて真剣に嘆いてる私の隙をついて、柴木ちゃんが親子丼セットのたくあんをさらっていった。

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