無口な同期とイチャラブ♡オフィス
どうやらお客様に商品の説明が済んで、購入契約の手続きに移るところらしい。
こっからは販売部門の出番だ!と張り切り、私は小走りで優吾の元へ向かった。
「あ、西島さん。ちょうど良かった。契約手続きお願いできる?」
私を見つけた優吾がこちらを見て微笑む。
「うん、まかせて」
コックリ頷いてから商品番号を控えた用紙を優吾からもらいお客様へペコリと一礼した。
「販売部門の西島です。購入契約と配送手続きのご案内をさせて頂きますのでロビーカウンターへどうぞ」
そう言って顔を上げた時、私は思わず「あっ」と声を出しそうになった。だって。
……今朝、電車で見た人だ!
私の前に立つスラリとした女の人は、睫毛ザクザク胸バインのあの羨ましい事このうえない美人さんだった。