無口な同期とイチャラブ♡オフィス


後から考えてみると、優吾の都合とか気持ちとか全然考慮してなかったと反省するけど。

でも、私はとにかく優吾を誘えることが嬉しくて嬉しくて、驚いて目をぱちぱちさせてる彼にグイグイと迫った。


「海……」

「勝浦!ジョージが車出してくれるって!7時に駅前のロータリー集合!お弁当はいらないよ海の家があるから!あ、私イルカの浮き袋持って行くの!」

「4日?」

「そう、4日!日帰り!天気予報は晴れ!」

くっついてしまいそうなぐらいグイグイと迫る私を、優吾はじっと見つめた。そうして一拍の後、ふっと目を細めると

「楽しそう。僕も行っていい?」

そう言って、ふにゃりとした笑顔で笑った。

< 122 / 293 >

この作品をシェア

pagetop