無口な同期とイチャラブ♡オフィス
か……“可愛い”きました!!“可愛い”いただきましたー!!
自分の頬がみるみる緩んでいくのが分かる。顔が赤くなっていくのも。
「あ…ありがとう!」
嬉しくなって目がなくなるほど細めて言った私に、優吾も嬉しそうに笑って頷いた。
あのね、自惚れかもしれないけど、この“可愛い”は社交辞令じゃないと思うんだ。
だって、恋してる女の勘。優吾のはにかんだような口元が、少し照れたような視線が、素直に心に届いた声が、本当に“可愛い”って思ってるって、私に伝えてる。多分、多分ね。
嬉しくて嬉しくて「うへへ」と変な笑いが零れてしまう私。それを見て一層目尻を緩めて笑う優吾。
そんな私たちを、柴木ちゃんとジョージがニヤニヤと。夏のお日様がピカピカと、見ていた。