無口な同期とイチャラブ♡オフィス


「あははービックリした!どうもありがとう」


私もニーと笑って、冷たいペットボトルを受け取る。


なんだか今日は優吾も開放的だ。こんなやりとりが出来る事が嬉しい。

そんな私たちを見ていたジョージが、キューピッドの本領発揮とばかりにベンチから立ち上がって発言する。


「花火さ、むこうの広場から打ち上げるらしいんだけど、ここよりあっちの砂浜か商店街の方が見えるんだってさ。俺、柴木ちゃんと商店街の方行ってみるから、優吾とりんりんは砂浜の方に行ってみてちょ」


よく言ったジョージ!一世一代のナイスアシストだ!!後でコメダコーヒーおごるからね!


「あーいいね。そうしよそうしよ。後でどっちがよく見えたか報告し合おう」


柴木ちゃんもすかさずジョージに続く。いやはや本当に素晴らしい友達だよ。友情に胸が熱くなるよ。


ジョージ達の提案に優吾は不審を抱く事も無く

「じゃあ、そうしよっか」

と私に向かって微笑んだ。


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