無口な同期とイチャラブ♡オフィス


――優吾の身長はとっても大きくて。
手や足もとっても大きくて。ショートカットの髪は柔らかそうで。二重の優しい目元がとっても好きで。通った鼻筋と少し面長な顔はカッコ良くって。笑うと綺麗なカーブを描く口元がやっぱり好きで。


あー。触りたいな。
優吾にいっぱい触りたいよ、私。


胸いっぱいのその想いを、夏の夜風が目の前の優吾に届けてくれた。


風になびいた私のポニーテールを、優吾の大きな手がそっと摑まえる。

長い指でゆるゆると髪をなぞりながら、やがてそれは私の頬へと辿り着いた。


「りんかといると、楽しい」


視線を絡ませたまま、優吾が吐息のような声で私に伝えた。


「けど、時々切なくて苦しい」


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