無口な同期とイチャラブ♡オフィス
「おはよう、りんか」
私を見てフニャリと目を細めた優吾の笑顔が嬉しい。私と会えて優吾も嬉しいんだよね、って素直に思える。
そして目の前まで駆けてきた私をじっと見つめると、ゆるりと手を伸ばしてきて静かに髪を指でなぞった。
「下ろしてるの、初めて見た」
わあ。いきなりなんて事。ドキッとして心臓飛び出すかと思った!
……昨日のキスのときも思ったけど、優吾の手は優しくて…なんだか色っぽい。
長い指に血管の浮き出た甲。頬を撫でられると顔をすっぽり包まれてしまう大きな掌。
優吾の身体の中で1番男らしい場所じゃないかな。
そして、そんな指でふいにゆるりと髪を触るもんだから。
どうしたって私の心臓はドキドキしちゃうし、なんだか意識してしまう。