無口な同期とイチャラブ♡オフィス
「映画、何観よっか。優吾はやっぱミステリーとかがいい?」
「んー。『晴天ラバーズ』観ようと思って」
「え?それラブコメだよね?いいの?」
「りんか、こういうの好きかなって」
うわあ。優吾優しい。私の好きそうな映画調べてくれてたんだあ。
「好き!じゃあそれ観る!優吾が選んでくれたの観る!!」
これでこの映画を選ばないなんて、そんな馬鹿な話があるワケ無い。正直、内容はどうだっていいんだ。優吾が私のために選んでくれたのが、何より何より大切なんだから。
嬉しそうに答えた私に優吾はどこか満足そうに頷く。
こうやってお互いの嬉しいが自分の嬉しいになる関係って本当にステキだ。
私、優吾を好きになって本当に良かったな。しみじみ。