無口な同期とイチャラブ♡オフィス
いつだって会えるのに。夏休みはまだあるし、仕事が始まったって職場で会えるし。
メールだってラインだって電話だって後でするのに。
なんでこんなに離れ難いんだろ。なんでこんなに切ないんだろ。
「りんか」
「あと1分だけー」
馬鹿みたい。涙まで滲んできた。ちょっと自分イタイ。
せめて優吾の感触を体に刻み込んでおこうと、力いっぱい彼の腕にぎゅうぎゅうと纏わりついていると。
「あっ」
優吾が、腕を解いて自分のふところにポフッと私を抱きすくめてしまった。
すっぽりと彼の中に体が納まってしまって、感触とか熱とか匂いとか、優吾の全部に包まれる。