無口な同期とイチャラブ♡オフィス
いつも明るくて元気がよくて、人の気持ちを受け止めるのが上手な西島りんかを。気がついたら僕は大好きになっていた。
だから、彼女とこうして付き合える事になったのが凄く嬉しいし、実はまだなんだかちょっと実感が湧かない。
けど。 昨日のキスとか、今日の抱きしめた感触とか。 思い出すとヤバイくらい胸がいっぱいになって、ああ西島りんかは僕の恋人なんだって嬉しさが込み上げる。
雑誌を閉じてテーブルに置いた僕は、ふと自分の両手を眺めた。
そして、この手に抱きすくめた小さな身体を思い出す。
身長147センチって言ってたっけ。ちっちゃい。僕より40センチ近く小さいとか。
ちっちゃくて華奢で、強く抱きしめたら壊れちゃうんじゃないかな。気をつけよう。
でも、抱きしめたりんかはやっぱり女の子らしい柔らかさがあって、凄くいい匂いがした。
……正直。今日、彼女に飲み会の予定が無かったら、あの後部屋に誘ってしまうところだった。
だってちょっとずるいよね。 あんな可愛い半べその顔して「離れたくない」なんて言われたら。我慢できなくなる、僕だって男なんだし。
そんな事を考えて、更に赤くなった顔を今度は抱えた膝に突っ伏した。