無口な同期とイチャラブ♡オフィス
早くりんかと会いたいな。
さっき別れたばかりだけど、もう会いたい。
恋をすると楽しいけれど、少し淋しくなるのが困りもんだよね。
だから。
『飲み会終わったら電話して?』
ちょっとぐらい僕だって甘えてもいいよね。恋人なんだしさ。
そんな事を考えながら送ったラインは、速攻で既読のマークがついて
『今ちょっと寝ちゃってた!あと30分くらいで終わると思うから!そしたらソッコーで電話する!!』
って、りんかの声が聞こえそうなメッセージが送られてきた。
「……酔っ払っちゃったんじゃなくて、寝ちゃってたのか」
ちょっと驚いたけど、彼女らしいその様子に自然と湧き上がった笑みを零しながら。
僕はスマホのコールが鳴るのを楽しみに待った。
彼女の事で頭がいっぱいの僕、風間優吾。
恋人二日目の夜だった。