無口な同期とイチャラブ♡オフィス


「おっはよー優吾、りんりん!何?ふたりで難しい顔してシフト見ちゃって~」


壁のシフト表に向かってにらめっこ中の私と優吾の後ろから、タイムカードを押しに来たジョージが今日も今日とてハイテンションに話しかけてきた。ウザいぞなもし。


「あ、もしかしてふたり休み合わなくて落ち込んでるとか?あらら~気の毒。俺が部門一緒だったら変わってあげられるのになあ」

「ジョージ声でかい!」


察しのいいジョージは私と優吾の顔を交互に見やりながら、やたら核心を突いた慰めを言ってきた。しかもデカイ声で。


そんなジョージをスルッと無視して

「仕事終わってからでもご飯行ったり出来るから」

優吾が眉尻を下げながら微笑んで私に言った。

多分、ここが会社じゃなかったら、その大きな手で頭を撫でながら言ってくれたに違いない。てか撫でられたい。


「うん。そうだね。それに来月からはシフト休の曜日希望出して一緒に合わせようね」


優吾の優しい慰めを受けとめて、私はニーと口角を上げて笑った。

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