無口な同期とイチャラブ♡オフィス
「私のあと追っかけて2階来ちゃったの?ふへへ、悪いんだー。サボりだ、優吾」
思わぬ優吾の行動に、嬉しくて肩を竦めて笑ってしまう。ふへへ、うひひ。
けれど。優吾はそんな私を見て顔から笑いを消すと
「だって店だと全然りんかと顔合わせられない」
静かにそう言って、こちらに詰め寄った。
トン、と後ずさりした私の背中がスチールラックにぶつかる。
……優吾、怒ってる?私が店でギクシャク避けすぎてたから怒ってる?
真剣な表情で詰め寄ってくる優吾。その大きな手がラックのかぼそい柱を掴んで、私を腕の中へ閉じ込める。
「あの……優吾……ごめ――」
言いかけたゴメンは、優吾のキスで奪われた。
誰もいない薄暗い倉庫の一角で。私は淋しがりやの檻に捉えられて、何回もキスを重ねられた。