無口な同期とイチャラブ♡オフィス


チュッ、と最後に音をたてて離れた唇を、優吾が優しく指でなぞる。


テーブルクロスを抱きしめたまま、私は赤くなった顔で彼を上目に見た。


「うーー。こんな所でキスなんてーー」

「……イヤ?」

「恥ずかしい。心臓暴れちゃって、顔真っ赤で、仕事戻れそうにない」

「ごめん」


さっくりと謝った優吾だったけど、私の唇を長い指でもう1度なぞった後、最後にチュッと軽いキスを落とした。


「9月のシフト出てたよ、見た?」

私を腕から解放した優吾が、ニコリと口元を微笑ませて言った。


「え、ほんと!私まだ見てない!」

「4、5日って休み一緒だったよ」


その言葉に、私の顔がぱあっと希望に満ち溢れる。

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