無口な同期とイチャラブ♡オフィス



「柴木ちゃんとジョージへのお土産、どっちをどっちにしようかなー」


帰りの電車で、私は南国鳥の羽飾りキーホルダーと、うどん風タオルを両手に掲げて優吾に聞いた。


「うどん風タオル変だよね。ただ白いだけだし」

「だよね。よし、じゃあタオルをジョージにして柴木ちゃんには羽飾りあげようっと」


そんな楽しい会話を交わしながら、ガタンゴトン、電車は幕張の街へと向かってる。

窓の外は夕暮れ。太陽が沈むまでカウントダウン開始って感じ。

晩ごはんは優吾の部屋で作る事にした。これも節約だし、それに彼氏の部屋で料理ってすごいワクワクイベントだよね。でも。


「うどん食べ過ぎてあんましお腹空いてない」

「僕も。軽くお酒とおつまみとかにしとこうか」


うどんを食べ巡りすぎたせいで、計画はお酒中心へとちょっと変更になった。


< 194 / 293 >

この作品をシェア

pagetop