無口な同期とイチャラブ♡オフィス


髪をサッサと乾かし終えた私は緊張を煽る寝室をサッサと脱出し、さっき買ってきた物を使って簡単な料理を作る。


「いい匂い」

シャワーから上がった優吾が髪を拭きながら、料理する私の手元を覗き込んだ。


「キッチン借りてるよー」

「うん。何作ってるの?」

「明太入りの玉子焼き。あとアボガドサラダと中華風の叩き胡瓜作るね」

「美味しそう」


ふにゃりと目を細めた優吾は、嬉しそうに棚から食器とグラスを用意する。

そうして整った晩餐、ローテーブルに並んでふたり「かんぱーい」でビールのグラスを合わせた。

うへへ。やっとふたりきりで一日中過ごせた。

いっぱい遊んで、一緒に帰って、ご飯食べて。幸せ過ぎてヤバイなあこれは。うへへ。

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