無口な同期とイチャラブ♡オフィス


「そーいえば、最近電気代を払った記憶がないなーと思ってたらいきなりコレだぜ~。仕事終わってアパート帰ったら電気つかねーの。まったく電気会社も人が悪いよなあ」

「悪いのはジョージの生活管理力の無さだ」


部屋の主より先にシャワーを浴び、部屋の主の着替えを借りて着て、ついでに私が買ってきた缶カクテルを飲んでくつろいでるコイツはなんて極悪人だ。


「いやー反省してるって。明日朝イチで払ってくるから。なんせ部屋が真っ暗だから振込用紙がどこか探しようもねーんだもん」


ここでロウソクをヤツの手に握らせて叩き出さない私も優吾も本当に心が広いと思う。


「っつーワケで今日は泊めてちょ」


そんだけくつろいで泊まる気満々じゃないか。何を今さら。


ふと見ると、優吾は呆れた顔をしながらも予備の布団を取りに行くため寝室へ向かって立ち上がった。

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