無口な同期とイチャラブ♡オフィス



グイグイと缶ビールを開けるジョージを、この遠慮なしめと思って見ていたけど。早々に酔いつぶれて寝ちゃった所を見ると、もしかしたら彼なりに気を使ってくれてたのかも知れない。


なんたって2Kのアパート。洗面所と部屋が繋がってる構造上、ジョージが起きてたら私はシャワーも浴びれない。


フゴフゴと寝息を立て始めたジョージを見て、ようやく私はシャワーを浴びるとパジャマ代わりのTシャツを着て寝室へ向かった。


寝室で髪を乾かしていると、やがて向こうの部屋の電気を消す音が聞こえ、同じように寝る準備を整えた優吾が寝室へそっと入ってきた。


「ジョージよく寝てる?」

「寝てる」


ドライヤーを止めて尋ねると、乾かしたての髪を大きな手でゆるりと掴みながら優吾が答えた。

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