無口な同期とイチャラブ♡オフィス
「学習机っていえばさ、ベッドとセットになってるやつあるよね。あれいいなあ、秘密基地みたいで。私も子供の頃ああいうの欲しかった」
「あのタイプ大人気だよ」
私のお喋りに返事を返しながら、優吾が秋ごはん定食に付いていたデザートの栗をさりげなく私にくれた。すさまじく優しい。
嬉しそうに二マッと笑った私を見て微笑むと優吾は
「さっきベッドタイプので面白い机がちょうど入ったから、後で見においで」
そんな風に机の森へのお誘いをくれた。
午後の巡回。
さっき優吾に教えてもらった机を見に、早速足をデスク売り場へと運ぶ。
面白い机ってどんなんだろ?なんか想像つかないけど、優吾が言うのだからよっぽどだろうな。
考えながら向かった私だったけど、スペースを広げたデスク売り場に着いてすぐに優吾の言っていたそれがどれなのか分かった。