無口な同期とイチャラブ♡オフィス


なんとかヨーコちゃんと親密になって2週間後のクリスマスは一緒に過ごしたいなーなんて思ってる。そうすれば俺も空しさで死んだりせずにハッピー人間の仲間入りなのに。


「ジョージ、クリスマスイブひまなの?空しいね」


柴木ちゃんがチキングラタンをふーふー冷ましながら、俺のハートをナイフで抉るような事を口にした。


「ひっどい、柴木ちゃん。まだ、まだ俺可能性捨ててないから。あと2週間で彼女出来ちゃう可能性大アリだから」


熱く否定したというのに、彼女はまるで聞こえてないかのように長い睫毛を伏せながら集中してドリアを冷ましている。イッツクール。


「柴木ちゃんこそどーなん?24日休みとってんじゃん、なんかいい予定入ってんの?」

「クリスマススペシャルのアニメイベントがある」

「……さいですか」


俺の質問に答えた柴木ちゃんは口角をにやりと持ち上げて実に嬉しそうだ。


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