無口な同期とイチャラブ♡オフィス


「柴木ちゃん、飯食ったら【もぎり】行かね?今度は俺がおごるからさ」

「いいね。クリスマスらしくワインサワーでも飲もう」



クールに見えてめっちゃくちゃ優しい俺の女友達は、この夜とことんアホな俺に付き合ってくれた。


帰り道。吐く息が白く見える冬空の下、長い睫毛をしばたかせ星を見上げる彼女の凛々しい横顔を見ながら


――…………俺、もし柴木ちゃんにカレシ出来たら泣いちゃうかもな。


なんて。ちょっと思ったり。



大切な友達の存在を気付かせてくれた聖夜に、メリークリスマス!!




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