無口な同期とイチャラブ♡オフィス
トリッキーな行動をとった私に、優吾は目をパチリと瞬きさせて「……うん」と頷いた。
驚いてますよね、そりゃそうだ。
優吾は驚いたような普通のような表情をしていたけど、視線はこちらを向いて……いや。正確には私の顎の湿布に注目してる。
「あー、えっと、あの、これは」
あわあわと宙を揉んでいた手で慌てて顎を隠した。見ないでー。
けど、優吾は私を笑うでもなければ呆れた様子でもなく
「痛そう」
それだけ、言った。