無口な同期とイチャラブ♡オフィス
駆け込んで入ったせいで、事務所にいた野瀬さんに
「西島さん!また走ってる!」
と怒られたけど。
みんなに笑われたけど、優吾が見てなかったからセーフ。
野瀬さんの厳しい視線を背中に浴びながらタイムカードを押して、私は考える。
優吾はどうしてあんなに優しいんだろうと。
いや、別に何かしてもらったワケじゃないんだけどさ。
でも、言葉はなくても、何もなくても、優吾はなんか優しい。会うだけでどこかホッとする。
そう思うのは私だけだろうか。
やっぱり優吾は森の大木だから、チョコマカ小動物の私は癒されるのかな。