無口な同期とイチャラブ♡オフィス


優吾に彼女。優吾に彼女。くうぅ…。


午後の仕事に戻っても、私の頭はその事でいっぱいだった。くうぅ。


どんな彼女なんだろ。年下っぽいって言ってたな。大学生かな。大人しい子かな。よく喋る子かな。可愛いかな。美人かな。どこで知り合ったんだろう。どっちから告白したんだろう。

「西島さん」

背高いかな。髪長いかな。お洒落かな。デートどこ行ったんだろう。いいな。いいな……

「西島さんっ!!」

「は、はいっ!!」


しまった。すっかり優吾の彼女の事で頭をいっぱいにしていた私の目の前には、大変怒ってらっしゃる様子の野瀬さんが。

「さっきから呼んでるのに、どんだけボーっとしてるんですか。口開いてましたよ。顔でも洗ってらっしゃい」

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