無口な同期とイチャラブ♡オフィス


やだ、なにこれカッコいい。

たかがお好み焼きでキュンとしてしまった私は随分とお手軽な女だろうか。

や。違う。お好み焼きがどうこうじゃなくって。

優吾のね、そのね、静かな優しさがキュンとくるんだってば。


なにげにさ、なにげにさ。
今、私のこと助けてくれたよね?困ってた私を見かねて助けてくれたよね?


って、思っちゃう私はポジティブが過ぎるかな。うぬぼれてるかな。

もしかしたら見兼ねたのは私じゃなく焦げていくブタ玉だったのかも知れないけど。

でもなんか。嬉しくて顔がニヤけちゃうよー。


「明太チーズ美味しい~」


ホコホコとニヤけてしまう顔を誤魔化すように、私は慌てて明太チーズを口に入れ、ニヤケ顔を美味しさのせいにした。

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