無口な同期とイチャラブ♡オフィス
ジョージがカシュッとコーヒーのプルトップを開けながら目を逸らす。
「好きな女の子のタイプねえ……。あー優しい子とか好きなんじゃん?多分」
「何そのフワフワした答え」
さては貴様、肝心な部分をリサーチしてないな。なにが親友だコーヒー返せ。
「まあ、その辺はおいおい探っていくからさ。あーでも、りんりんの事は悪く思ってないよ、多分。優吾、りんりんと居ると楽しそうだし」
「本当!?」
「本当、本当」
心弾む情報に、スコッチエッグを掴んだ私の箸に力が籠もる。でも冷静に考えてみるとジョージのただの憶測で、なんの根拠も無い情報なんだけど。
それでも私はちっこいその可能性が嬉しい。