無口な同期とイチャラブ♡オフィス


そんな事ばっかり考えていたからだろうか。巡回中の足は自然とデスク売り場の方へと向いていた。


背の高い書棚の森が見えてくると、私の目は自然と優吾を探してしまう。

いるかな。いないかな。作業中かな。黙々してるかな。

白い書棚。黒い書棚。そんな木々の間に、同じように高い背丈の優吾をみつける。

みつけた。186cm。


どうやら現品の配送準備をしてるらしい。デスクのネジを丁寧に外していってる優吾の姿を遠目から眺めた。

忙しそうなのでさすがに声をかけるのは躊躇っている。と。


「よぉ!!りんちゃん!」

「うわ、ビックリした!」


後ろから突然大きな声を掛けられて、私はピョコンと小さく飛び跳ねてしまった。

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