無口な同期とイチャラブ♡オフィス
「西島りんか、だよね」
見開いた目で顔を上げてみれば、私の方を見て目を優しく細める優吾の顔。
「…………そう……西島りんかです。どうぞ、りんかって呼んで下さい……」
やっぱり酔いがまだ回ってたのかもしれない。いや、ただ単に驚きすぎて混乱していたのかもしれない。なんか阿呆な自己紹介が口から出てしまった。
「あっはっはは!りんってば何言ってんの!なんで自己紹介!?あっははは!!」
私の言葉を聞いて柴木ちゃんが爆笑してる。それに釣られるように、優吾もフニャリと頬を緩ませると
「りんか。じゃあ僕も優吾でいいよ」
お酒でほんのり赤くなった顔で、言った。