いつかきっと



「何、この子。お兄ちゃんの彼女?」


このマンションのことばかりを考えながら、玄関に入るなり、中学生ぐらいの女の子が近づいてきた。


茶色の髪がキラリと光る。



────茶髪の不良中学生。



一瞬ですばるの妹だってわかった。


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