いつかきっと


お墓参りをして、お母さんやお父さんと久しぶりに外食に行ったら、いつの間にか夜になっていた。



「…あっ……!お父さん、車とめて!!」


「え?」


「いいから、早く!!」



私の剣幕に驚いたお父さんは、急ブレーキを無造作にかけた。



……たしか、この車って、お父さんの自慢の愛車じゃなかったっけ。


私が急に大声を出したのが悪いんだけど、ちょっとお父さんがかわいそうになってしまった。



< 243 / 384 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop