いつかきっと



初恋の人がお姉ちゃんだってこと、知ってるくせにすばるにないしょにしてるもん。


私がお姉ちゃんを殺したことも……。



「小春は悪くないよ」


すばるは涙を押し殺し、つくった笑顔をせいいっぱいした。



触れてはいけないキミの手が私に触れる。



告白された時みたいに、強く抱きしめられる。



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