いつかきっと
だから、もうおせっかいはやかない。



「はぁ、はぁ…。ごめんね、小春」


荒息まみれに香鈴の謝罪が聞こえる。



「大丈夫だけど、ここ神社……」



走って走った先は店なんかじゃなく、神社だった。



赤と緑のクリスマスカラーで色づけされていた街から想像できないような、殺風景な神社。


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