いつかきっと


ううん、待つんじゃなくて、私が変わらなきゃダメだ。



もっと、強くなりたい。



人を傷つけられないようになりたい。




「ねぇ、小春。私、行ってくるよ!」


「え?」


「アイツのとこ!私がフラれるなんて、ありえないもん。最低なフリかたしてやって、後悔させるんだ!」



今度は香鈴らしく、口を大きくあけて笑った。



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