いつかきっと


もしかしたら、先輩は特に嫉妬してるのかも。


年下にあっさり大事な役割をとられたんだから。



悔しいけど、何もできないから、本人に手をだすしかないんだ。




「……わかりました。長森先生に言います。
校歌だって、先輩の方が聞きなれてるでしょうし……」



静かに震える声でそう告げた。


全校集会まであと1週間。




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