優しい輝き
死んだ。
「あっつぅぅぅ。」
雲1つないような真夏、晴天の空。
「木野うるせー、暑い」
隣の席のたろ。
1年の頃は喧嘩なんかしないし、
むしろ仲が良かった。
「なんでまだ木野って呼ぶのー」
木野って呼ばれるのが嫌い、っていつも言ってるのに
「え、ひかりがいいの?」
真剣に返されちゃったよ
たろからの好意は前から知ってる
いつも私の言葉に敏感。
「いーからっ。てか、暑いのは私のせいじゃないからねーっ!」
中学生になり、学級委員とか陸上部を頑張ってると告白される回数が増えた。