優しい輝き



先生が口を開いた


「2年の、福本優輝くんだ。」


え?

嘘でしょ?


声にならなかった。

隣の席のたろは私の気持ちを知っていたのか、ずっとこっちを見ている。
視線を感じていた


「...っ......???」


私は泣くのを我慢した
そもそも信じられないから。



嘘、だよね?



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