優しい輝き
「校長がさぁ、今の2年が卒業するまで集会で黙祷するっていってたじゃん?」
-福本くんを思って、今の2年生が卒業するまで、集会での黙祷を、毎回、続けたいと思います。-
校長が泣きそうな声で途切れ途切れにいっていた。
私が口を開く前にゆりが言った
「面倒じゃない?」
ひどい。優くんに対して失礼。
「っ...なんっ...で...よ。」
すごく小さな声だったと思う
ゆりはそれを聞き取れなかったらしい
「ん?」