人夏の恋で終わらせない。

翔生くんは答えずに無言で笑みを見せてそっと私にキスをした。

初めての翔生くんとのキスだった。

「ちょ!ちょっと!!なにすんのよ!」

「だってー、そんな甘い目で見つめるから~♪したくなっちゃったんだもん。」

そんなことを言われて私は、顔が真っ赤になってくのがわかった。

「あれー?あやちゃん。顔真っ赤だよー!」

いたずらっぽく言う翔生くんに私はただ顔を伏せるだけだった。
< 48 / 55 >

この作品をシェア

pagetop