クールな彼と放課後の恋
「じゃあ藤川さんと笹山さんは、朝の10時~12時までの調理を頼んでもいいかな?」
「あ、はい!」
「大丈夫です!」
調理係のリーダーに言われ、慌てて返事をする私と香穂。
ぼーっとしてて、半分聞いてなかったよ…
でもまあ、とりあえず10時~焼きそば作ればいいんだよね☆
「当日は、各自エプロンを持ってきてね。髪長い人は必ず縛ってください」
「「はーい」」
エプロンかぁ…家になんかいいのあったかな?
学校に持ってくなら、かわいいのがいいな。
「ねえ、今日の放課後エプロン買いに行かない?私かわいいエプロン持ってないんだ」
香穂がコソッと言った。
「そうだね!行こう♪私もかわいいの持ってないや(笑)」
「ふふ、決まりね☆」
稲瀬と係は別れちゃったけど、文化祭はそれなりに楽しいものになりそう…♪
そして文化祭当日。
トントントン…
調理室では、他のクラスがラーメンやクレープとかを作っている中…
私のクラスは、地味に野菜や肉を隅っこで切っていた。
「どんどん切ってね!売り切れにならないように、たくさん買い出ししたみたい。半分先生のゴチだったんだって!」
「へ、へえ」
リーダーの女子生徒が、そう言って横のパイプ椅子に座って笑った。
私と香穂は包丁で野菜を切りながら、愛想笑いをした。
時間通りに調理室に行ってみると、大量の野菜を目の前に出され…
リーダーに「じゃー切って♥」なんて言われたけど、内心焦っていた。
こんな量の野菜、八百屋か飲食店にでも働いてない限り見ることないでしょ?
「おつかれ~キャベツは持っていって大丈夫かな?」
すると、うちのクラスの売り子係の女子が、私たちに駆け寄った。
「うん、お願い」
「はーい」
女子は業務用のボールに入ったキャベツをもって、調理室を出ていく。
焼きそばを焼くのは売り子係で、私たち調理係はあくまでも野菜を切ったり段取りするだけだ。
校門を入ってすぐの場所に屋台を構え、そこに鉄板を置いて焼きそばを焼くスタイル。
屋台ということで、クラスのみんなでおそろいのハッピを着ている。
「あ、はい!」
「大丈夫です!」
調理係のリーダーに言われ、慌てて返事をする私と香穂。
ぼーっとしてて、半分聞いてなかったよ…
でもまあ、とりあえず10時~焼きそば作ればいいんだよね☆
「当日は、各自エプロンを持ってきてね。髪長い人は必ず縛ってください」
「「はーい」」
エプロンかぁ…家になんかいいのあったかな?
学校に持ってくなら、かわいいのがいいな。
「ねえ、今日の放課後エプロン買いに行かない?私かわいいエプロン持ってないんだ」
香穂がコソッと言った。
「そうだね!行こう♪私もかわいいの持ってないや(笑)」
「ふふ、決まりね☆」
稲瀬と係は別れちゃったけど、文化祭はそれなりに楽しいものになりそう…♪
そして文化祭当日。
トントントン…
調理室では、他のクラスがラーメンやクレープとかを作っている中…
私のクラスは、地味に野菜や肉を隅っこで切っていた。
「どんどん切ってね!売り切れにならないように、たくさん買い出ししたみたい。半分先生のゴチだったんだって!」
「へ、へえ」
リーダーの女子生徒が、そう言って横のパイプ椅子に座って笑った。
私と香穂は包丁で野菜を切りながら、愛想笑いをした。
時間通りに調理室に行ってみると、大量の野菜を目の前に出され…
リーダーに「じゃー切って♥」なんて言われたけど、内心焦っていた。
こんな量の野菜、八百屋か飲食店にでも働いてない限り見ることないでしょ?
「おつかれ~キャベツは持っていって大丈夫かな?」
すると、うちのクラスの売り子係の女子が、私たちに駆け寄った。
「うん、お願い」
「はーい」
女子は業務用のボールに入ったキャベツをもって、調理室を出ていく。
焼きそばを焼くのは売り子係で、私たち調理係はあくまでも野菜を切ったり段取りするだけだ。
校門を入ってすぐの場所に屋台を構え、そこに鉄板を置いて焼きそばを焼くスタイル。
屋台ということで、クラスのみんなでおそろいのハッピを着ている。