クールな彼と放課後の恋

一度キスされたら、もう最後…

もっとして欲しくなるんだよ……





「そっか。それ、すごいわかるよ」

「本当？わかってくれ・・・・・え？わかる？って……香穂って、初キスまだって言ってなかった？」

「・・・・・」



顔を赤くする香穂。




も、もしかして…






「キスしたの！！？」

「ちょ、声大きいよっ」

「誰と！！？」

「～～～」


もしかして、私に話したいことってこれ！？






「りょ、涼…」

「へ？」

「・・・・」

「・・・・」


“涼”って…





「永井！！？」

「う、うん！」

「うっそー！！！！！」



なんで！？

なんで…………





「なんでそんなことになってるの！？」


そりゃあ、2人がいい感じなことは気づいてたけどさ！

でも！





「び、びっくりだよね…」

「びっくりいうか…うん！付き合ってるの？」

「…うん」

「…！」


認めた！





「香穂って…前から永井のこと好きだったの？」

「え、あ…うーん…どうだろ…好きって気づいたのは最近で…」

「うんうん」

「でも、まだ付き合ってるわけじゃないんだけど…」

「え！なにそれ！？」


付き合ってない？




「それなのにキスしたの？」

「まあ、詳しく言うとされたんだけどね」

「されたの！？無理やり！！？」

「無理やりじゃなくて…ふいに？」


ふいにってことは、向こうが一方的にしたのか…






「ってことは、向こうからキスされたっきりってことね」

「うん…」