クールな彼と放課後の恋
さっきからなんとかスルーしようとしてるんだけど、今回はなんかしつこい…

嘘をついた罰だなきっと…




「藤川。先生が呼んでる」


クラスの男子が話しかけて来て、
教台にいる先生を指差す。



「あ、うん」


先生から呼び出し?

なんだろう?



私は友達と別れ
カバンを持って先生に近づいた。




「なんでしょう…?」


先生に近づくと、
稲瀬も何故かこっちに近づいてくる…



え、稲瀬?

稲瀬も先生に呼び出されたの?


ってことは…委員会絡み!?


そわそわしていると、
稲瀬も私の隣に来て止まる。



「藤川さん…」


ビクッ…


「は、はい…」


先生の顔が怖い。




「委員会の仕事…サボってるでしょ?」

「え」


私が?



「さ、サボってな………」

「サボってないです」


私が否定しようとすると、
隣にいた稲瀬が私よりも先に否定してくれた。



稲瀬…




「そうなの…?ここ数日間朝と放課後に2階から花壇を覗いたけど…稲瀬くんが水やりしてるところしか見てないんだけど?」


な゛…………

なにーーー!!?
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