春川家の5兄妹
驚きのあまり言葉を失っていると俺を抱きしめ耳元で言った
「通っても大丈夫だと言われた場所を通っていたらね
家の破片が落ちてきてちょうど真下にいたご老人を助けようとしてご老人は大丈夫だったけどお父さんは
……………死んじゃったよ……………………湊……………………」
いつも優しく、元気で笑顔を絶やさない母が実の子を抱きしめて泣いていた
この時に俺は思った
母さんを守らないと…
次の日は凪と夕と母さんは話をしながら笑っていた
でもその3日後に母は元々の心臓病の発作を起こして倒れた
その5日後に春川菫はたったの30歳と言う若さでその人生の終止符を打った……………
11月9日のよく晴れたお昼だった
春川五月は11月1日の曇りの日菫の実家付近で老人を庇い32歳でこの世を去った
そして俺は梓と椿には母さんと父さんは死んだと伝えて………
凪と夕には家を出て行ったと伝えた