春川家の5兄妹











あれから何日も月日は流れた








学園祭間近のこの学校では皆んなが何をするかと話して盛り上がっている









俺はあの日から凪ちゃんの事が頭から離れなかった








「ハルー
飯買ってきたから食べよー」
そう言い走ってきたのはサクだった









購買で買ったパンを持ってこちらに手を振りながら走っていた
小さく頷きいつも飯を食っている中庭のベンチに行くことにした









俺たちは学園祭の事について話していた
サクはこういう行事事が大好きなやつで熱心に話をしていた








すると奥の方から笑い声が聞こえてきた
嫌な笑い声だった
甲高い声で勝ち誇ったような悪寒が走るような感じの…









するふとふいにサクが
「凪ちゃん…」
そう言い走って声のした方へと向かった
俺も慌てて後を追った









俺が行くのと同時に女子何人かが笑いながら横を通り過ぎていった









俺はサクのいるところへと急いだ
サクは座り込んでいてその前には凪ちゃんが座っていた









いつもと変わらない様子だったがサクは肩を震わせて怒っていた













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