春川家の5兄妹

悲しみの訳









何日もたったある日だった







青遥お兄さんが
「凪ちゃん、
話があるんだ」





そう真剣な顔で訪れたから部屋に招き入れ話を聞くことにした






「で?
何かあったんですか?」







そう、宿題をしながら問うと







「今度の週末………
ほんっとにごめん」







そう言われてよく分からず
「何があったんですか?
怒らないので言ってください
言ってくれない方が起こりますよ?」







そう言うと仕方なさそうに
「実は、サクと、ハルトが泊まりに来るんだけど……


ほら、俺の部屋じゃ入り切らないから大きな部屋を使おうと思うんだけど、
ほらさ、凪ちゃんの部屋の隣じゃん?
大丈夫かなぁって、」







そう不安そうにしているお兄さんを見て可愛いと思いながら







「大丈夫ですよ。
お泊りなんて楽しそうですね
そうだ!
じゃあ、夕を呼んでもいいですか?
この間、また一緒に寝たいってただこねたんですよ


甘えん坊さんで困りますね
私の部屋でいいので
いいですか?」
そう聞くと笑いながら







「母さんに聞いてみよう
多分いいと思うよ
賑やかになるね」







そう言い週末の話をずっとしていた








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