春川家の5兄妹
その日の夢は懐かしい夢だった
私がここに来た時だった
施設のおじさんと一緒にこの家に荷物を持ってやって来た
部屋まで来ると扉の方に誰かいた
そちらを見たら逃げてしまう、
私は勇気を出して
「……こ、こんにちわ」
と、言ってみた
するとその子はビクッとしてから姿を表した
小学生くらいの子でとても可愛かった
ビクビクと怯えていて
意を決したような顔をした後に私に
「あ、あのね
お姉さん、ここに住むの?
私、たまに来てもいい?」
と、言われたので疑問符をつけながら
「あなたは?」
と、聞いた
すると
「私は!
隣に住んでる花津和花!!
お姉さんは?」